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ブログをより良くする為の打ち合わせ。
彼はすげー頼りになります!!
さて、融資と同じくらい大切な事、不動産契約です。
どんな選び方をしたらいいのか、契約のコツなんかもお伝えしたいところですが、まずは融資を絡めた流れからお伝えします。
①物件選び(ネットや不動産屋巡りなど)
↓
②物件内見(実際に見に行ってみる)
↓
③不動産の申し込み(これ重要です!!)
↓
④融資面接(書類は事前準備)
↓
⑤融資決定
↓
⑥不動産契約(かかる費用は自己資金から)
↓
⑦融資実行(口座に融資金が着金)
と、ざっくりこんな感じ。
実際にはこれ以外にも内装、器具の打ち合わせ、事業計画の作成など、同時進行でいくつかの業者と打ち合わせをして行きます。
その中で融資と不動産にクローズアップしてみました。
忘れがちな不動産申し込み
この中で③の、不動産の申し込み。これかなり重要です。
不動産契約はまだ先だけど、融資決定したら必ず借りるから、他の人がこの物件を借りたいって言っても貸さないでね。もしくは誰か借りたい人が現れたらちゃんと教えてね。
と、その物件に対する優先順位が、不動産申し込みの順番で決まるんです。
家賃交渉など(これもしない人が多いんですよね)は契約を結ぶまでにしっかり交渉すればいいので、まずはココいいなー。という物件があったらすぐに申し込みを入れてキープしつつ、これまたすぐに内装業者と見に行きましょう。
実際に美容室が出来るかどうか判断が必要ですからね!
不動産申し込みを忘れて、せっかく見つかった物件候補を他に取られてしまった。なんて悲しいですよね?
でも、実際にあるんですよ。良さそうな物件は、他の開業者も狙ってます。
私自身も何人かの相談を同時に受けてますしね。
不動産申し込みの注意点
ただし、なんでもかんでも申し込みをすれば良いってものでもないんです。
何回も申し込みを入れては辞め、入れては辞めを繰り返してると、不動産屋は、あーこの人、借りない人だな。と判断されてしまい、物件の紹介すらなくなってしまうでしょう。
同時に2箇所の申し込みなんかもそう判断されてしまいがちなんで、やめておいた方が無難でしょう。
それと、物件によっては不動産申し込みが、優先順位に影響しないケースがあります。
この場合、契約した者勝ちという開業には不利な物件ですが、どうしてもここがいい!というのであれば、融資前に契約。という手段もありますが、礼金など帰ってこないお金もあるので、注意が必要です。
あとは経験上、THE 不動産屋。って感じの僕、仕事できますよ?任せといて?
という雰囲気を醸し出している、稼いでます風な人には要注意(笑)
大体仕事できない気がします。多少の偏見入ってるかもですが、こういう人に任せると物件流れるケースがちらほらあるんですよね〜。。。
これらの事に注意しつつ、不動産屋との連絡はマメにとって行きましょう。
契約更新契約と定期借家契約
不動産のチラシに、よく書いてありますよね?
更新2年とか3年とか。これは基本的には自動で契約を更新して行きますよー。その際に手数料で家賃1ヶ月分払ってくださいねー。という契約です。
問題さえなければ、更新されていく契約なので、多くの物件はこの契約になってます。
問題は定期借家契約。これ、美容室開業にはっきり言って向いてません。
なぜかというと、例えば定期借家5年の契約だとすると、5年後に大家さんから
「悪いけど更新無しで。」
なんて言われたら、退去しなければいけません。拒否もできないんです!
なぜなら「定期」なので、決められた期間が過ぎたら、更新ではなく、「再契約」になってしまうんです。
区画整理の話が上がっている地域や、建物自体が老朽化していて、建て直し予定があったりすると定期借家契約になっている場合があります。
融資を受けて返済を10年に設定して、5年経ったら、アレ?でてかなきゃいけないの?
なんてシャレになんないですよね!?
利益が出ていて移転拡張できればいいですが、5年で退去しなければならないリスクは結構大きいんじゃないかと思います。
仮に10年の定期借家契約でも同じです、借金終わって、さーこれからもっと稼ぐぞ〜!って時に移転。。。
まだ近くに物件が見つかればいいですけど、そんなに簡単には良い物件は見つからないんですよね。。。
もちろん再契約が出来る物件もありますので、なぜその物件が定期借家契約になってるのか、しっかり下調べが必要ですね。
定期借家契約と理解した上で、どうしてもここの場所で出店、独立したい!
という理由がなければ、あえて定期借家契約を選ぶ必要もないですし、万が一にも知らずに契約なんて事がないように、注意して下さいね!
割とぷらぷら物件探しに同行させていただくケースも多いんですが、色んな地域の色んな物件を見てきて一緒に交渉してきて、ここがいい!という物件にすぐ巡り会うケースもあれば、一年以上探している方もいます。
一度決めたらほぼ移動、移転しないと思いますので、後悔しないようしっかり物件選びをして行きましょう!
長文、お付き合いありがとうございます。