ご覧いただき、ありがとうございます。
先日、オープンからお手伝いさせていただいているオーナーと打ち合わせ。
お店は順調で、近いうちに2店舗の出店ができそうな感じ。
オーナーもまずは2店舗を目標にしてきていたので、こちらとしても嬉しい状態でワクワクする感じ!
そんな中、
美容室経営で、法人成りをするかどうか?
という話で打ち合わせがあったんです。
いずれは会社にして、福利厚生も充実させたいというオーナーの意向もあったので、お店も順調だしこのタイミングで法人成りも有り。
という事で色々お話してきました。
美容室として売上、利益は順調
これが順調じゃなかったら、こんな話にもなってないんですけどw
オープンしてから2年、スタッフも成長し、それに伴い売上、利益も右肩上がりに伸びていて、理論上は法人化して、社保完備にしても問題なく、多少は役員報酬額の調整が必要とはいえ、無理なく行けそうな感じ。
サロンの規模、スタッフ数にもよりますが、生産性70万くらいが社保完備のボーダーラインだと思ってます。
加入する事は出来ますが、それを維持できていない、維持する為にしわ寄せが従業員に。。
そもそも従業員の福利厚生の充実、労働環境の改善の為に社保完備にしたのに、なぜか環境(給与体系など)が悪化するという事態が結構起こっているみたいなので、そうならないようにしっかりと試算。
ここのサロンは経営的には大丈夫だろう。って感じです。
オーナーが考える美容室の展開
先にも書きましたが、オーナーには2店舗目の出店意志がありました。
今のままで行けば、来年、再来年には出店かな?といった状態。
出店時には融資が必要になる感じ。
ここで法人成り黄色信号。
法人を設立すると、またそこから改めて開業という捉え方になるので、融資が受け難い状態になってしまうんですよね。
必ずしもお金が借りられないわけでも無いですが、このまま個人事業として融資を受けた方が借りやすいであろう状態。
更に言えば、
出店=スタッフ増える
ですよね。
そうなってくると、一時的にという可能性もありますが、社会保険料の負担がボディーブローのように効いてくる可能性があります。
2店舗=スタッフ2倍って訳ではもちろん無いですが、そこもある程度試算しておかないといけませんからね!
スタッフ増えても数字的には大丈夫そう。
ただ、借り入れを考えると、、、って事になりました。
サロンで働いているスタッフの意向
こればっかり気にしてもいけないんですけど。
福利厚生の充実、労働環境の改善を詠うのであれば、もちろん喜んで欲しいですよね!
ただ、話を聞いてみると、どうやら社保はむしろあんまりやりたくない模様。
色々な事情があるみたいですが、社保を完備するって、当たり前っちゃ当たり前なんですが、それが下手すれば離職に繋がるくらいなら、やらない方がいいんじゃないかなとw
スタッフの為を思い社保完備し、スタッフが離職していく。。。
これ、本気で病みそうですよね。。。
なのでトータル的に見ても、法人成りと社保完備はもうちょっと様子見。という事になりました。
簡単に法人化は出来ますが(もちろん費用もかかりますがw)維持、継続が出来るか、目的、現状はどうなのか?
その辺の判断を誤ると、後々バタバタする事になっちゃいますからね。
もう暫く税金たっぷり納めていただこうかなとw
出店を控えているので、そこで経費も使えますからね、人が揃い次第、なるべく早く出店しよう!
法人化はその後、もう一度検討という流れになりました。
今後の美容室経営、正解かどうかはわかりませんが。
雇用と業務委託が一つのサロンに混在している現状ですよね。
良くも悪くもですが。
以前にも書いたかな?って気もするんですが、同じ雇用でも、給与体系、勤務体系を少し選べる環境もありなんじゃないかな?
って思ってるんです。
例えば休み充実コース!
完全週休二日、給料は低め。
がっつり稼ぎたいコース!
連休月1回、給料高め。
など。応用はいくらでも効きますしね。
最近思うところが実はあって、理美容業界って、なんか焦り過ぎてる気がするんですよね。
時代の変化に対応する為、仕方ないっちゃ仕方ないんですが。
長〜い美容師人生を送るんですから、別に2〜3年でスタイリストになれなくてもいいと思ってますし、生涯雇用も確立できていない現状で、社保あっても無くてもいいかなと思うところもあり。
まだまだ若い頃、どれだけ使えるお金があるかの方が、私自身重要でしたからねw
どれだけ先の話をしても、理解できない事も多々あるのかなと思います。
そんな中、むしろ独立支援的な事を全面的に押し出し、独立のメリットデメリットをしっかり伝えていき、将来的にはFC(ホールディングス)なんて形もあるかもしれませんよね。
異業種に負けない、理美容業の良いところを広めていければなぁ。と思っています。
長文、お付き合いありがとうございます。