ご覧いただき、ありがとうございます。
今の美容業界では当たり前になってますね、業務委託契約や面貸し契約。
企業や会社側と、契約者側の利害が一致しているので、ここまで広がっているのかと思います。
会社側としては最近どうしても付いて回ってくる「社会保険」の会社負担分の削減がメインですかね?
逆に業務委託契約者からすると、雇用より稼げて、仕事のスタイルがより自由になる。
お互いにメリットがあり、お互いに勝手がいいので、今もまだまだ増えていっている美容業界の仕組みですよね。
業務形態として、美容にマッチしているので、現状これだけ浸透してきたんでしょうね〜。
ただ、仕組みを理解しないまま業務委託や面貸しで働いている方が多い気もするので、ここにササッと書いておこうかなぁと。
厳密には業務委託契約と面貸し、フリーランス契約は似て非なるものですが、ここではそれはちょっと置いておいて、業務委託にまとめて書いていっちゃいます。
美容師が、店舗を持たない独立開業
最近はちゃんとしてるサロンも増えているのですが、まだまだ聞きます。
開業届けを税務署に届けていない業務委託の方。
業務委託契約とは、その名の通りサロンとの委託の契約であって、雇用ではないんですよね。
なので、その場所や仕事をサロンから借りたり、サロンが集客したお客様の対応を代わりに請け負う契約なんです。
店舗を構えていないだけで、立場的には普通のオーナーさんと一緒なんですよね。法人個人はもちろんありますが。
なので、自覚がある無いあるかもしれませんが(自覚しなきゃいけないんですけどw)必ず開業届けなど、税務署に届け出なければいけないんですよね。
最近ではサロン側がその辺をしっかりサポートしてくれるケースもあるんですが、基本的には自己責任ですから、注意が必要ですよね。
手取りも増えて、税金も増える?
今の業務委託契約は、売上の40〜50%くらいの報酬が主流ですかね。
仮に80万くらいの売上があるスタイリストを例に挙げると、雇用されている時はざっくり25万くらいの総支給額でしょうか?
それが委託契約になると、32〜40万くらいの所得になったりします。
メチャクチャ増えますね!!
ただし、雇用されている時は「給与所得控除」という給料から使っているであろう「経費」を所得から引いてから税金を計算する。というルールがあるんです。
例を挙げると、僕は会社員ですが、仕事をするためにスーツ(ジャケパンスタイルなんであんまり着てないけどw)やネクタイ、カバンなどを仕事用として買ったりしてます。
そういった費用を使っているだろうから、給料からそのぶん引いてから税金納めてね。
ってルールがあるんです。
これが、事業主になると無くなるんです。
そのぶん「経費」が使えたり、確定申告をする事になるんですが、その時に青色申告の控除があったりするんですが、この経費にハマってはいけない落とし穴があるんです。。
完全独立時、融資に弊害が。
将来、完全独立を考えている方。
店舗を構えるその為に、資金を貯めるための業務委託の方もいると思います。
確定申告、真面目にやってますか??
これ、ちゃんとやっていないと融資が受けられない可能性があります。
銀行や公庫、地区団体もそうですが、お金を貸したい人はしっかり返済してくれそうな人。
にお金を貸してくれるんです。
仕事の為の経費を使うのは悪いことでもなんでもないですが、所得がちゃんとある人じゃないと、お金借りられなくなっちゃうんですよね。
この人、どうやって生活してるの?って人に貸してくれません。
実家だからお金使わないんです。じゃないんですよね。
事業的な融資だけでなく、将来家を買いたいなんて時にも、住宅ローンが組めなかったりする場合もあるのでご注意を。
まぁ、ちゃんとやってる方は問題無い話しなんですけどね。
話は少し変わりますが、僕の周りの開業をしていく方って、業務委託の方ってあんまりいないんですよねー。
これって逆に考えると、業務委託ってサロンからの離職、独立防止に役に立つ?のかな?
長文、お付き合いありがとうございます。