助成金についての基礎知識と、理美容室での助成金活用法方とは?

ご覧いただき、ありがとうございます。

 

今回のテーマは「助成金」です。

これに関しては結構お問い合わせ頂いたり、社労士をご紹介させていただいたり(私自身が手続きできないので)と、多くのサロンでお手伝いさせていただいてます。

実際の手続きをする前に、助成金の対象になるの?だったり、そもそも助成金ってなんですか?だったり、そんなご相談が多いんで、プレ診断?みたいな感じでお話ししたりしてます。

ちゃんと助成金が貰えればいいんですが、一歩間違えると、とんでもない地雷を踏む可能性もあるので。。。

 

助成金とは

まずは予備知識から。

助成金または補助金とは、得意のざっくり説明をすると、国や各都道府県、市区町村が、対象になる物事をやったり買ったりした一部のお金を援助してくれる。(助成金と補助金は別物ですが、ここでは同じ扱いにします)

というステキな制度です。

助成金は貰えるお金なんで、返さなくていいんですよね!

例えば改装するならいくら貰えるとか、人雇うといくらとか、事業拡大するならいくらなど、実はかなりの種類があります。

その中で、美容業界で使えるものをチョイスして、サロンに落とし込むんです。

それぞれの助成金には予算が決まっていて、それが無くなると助成金も無くなり、また新しい助成金が生まれる。そういう制度なので、去年あった助成金が今年なかったり、タイムリーにチェックしていると、新しい助成金が出来ていたりします。

諸々の手続きが必要で、揃えなければいけない書類もあるので、ある程度は大変なところもありますが、返さなくていいお金が貰えるんだったら、貰った方がいいですよね!!

 

今、美容室で使える助成金は?

少し前までは開業時に使える助成金もあったんですが、全国的に今問い合わせも多く、しっかり結果を出せているのはこれ。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/career.html
※厚生労働省 キャリアアップ助成金

 

割と長く続いている助成金なのでご存知の方も多いと思います。

ただ実際に動くとなると、ホントに出るの?

デメリットはないの?

なんて質問も多いので、そこの所を少し深掘りします。

 

助成金の注意点

まずは助成金の出どころ。どこからそのお金が出るか。

ですね。

キャリアアップ助成金に関しては、厚生労働相です。その資金は雇用保険料から賄ったりしてます。

そしてその内容は掻い摘んで言うと、雇用の促進ですかね。

要するに、しっかり雇い入れる環境は最低限整っているか?

雇用保険、ちゃんとやってる?

法人なら、ちゃんと社会保険やってる?

っていう事ですね。

しっかり雇っていってくれるのか?という所がポイントです。

もちろん義務なんで、やってて当たり前だから、書いてないです、この辺の事。

実際に法人で助成金の手続きを進めていたら、実は社保未加入でそれが引き金で加入。なんて恐ろしい事も。。。

助成金を貰える可能性も0ではありませんが、しっかりと準備をした上で申請しないと、大きな火傷を負う事もありますからね!

少し前に従業員をクビにした!なんて事があっても助成金を受ける資格を得られません。

会社都合で従業員、辞めさせちゃうようなところ。と判断されちゃうんですよね。。

 

実際にお話しして、リスクがある場合は、こちらもそれ以上はお手伝いできないんです、ごめんなさいでは済まない話ですから。

あとは、美容室に特化した社会保険労務士に依頼をする。

多分、助成金が貰える確率変わってきますよ!

 

 

所定の手続きを踏めば貰える助成金。だからこそのリスクもありますので、しっかり下準備、予備知識も必要になってきますよね!

 

余談ですが。

従業員が妊娠して、社会保障を受けるために急遽社会保険に加入したりなんて事をすると、受給資格も受けられますが、最悪さかのぼりで支払い請求。もありますのでご注意を。。。

 

 

 

長文、お付き合いありがとうございます。

ABOUTこの記事をかいた人

千葉 実(チバ ミノル)

所属:REPSS株式会社

美容室の独立・開業・経営をサポートをしています!!

前職は美容ディーラー、その前は美容師をしていたので、18歳で高校卒業からずーっと美容業界に携わっています。

美容室、独立や経営に携わるうちに、誰かに相談したいことや今更知り合いには聞きづらいことなど、特に開業時にはわからないことばかりだと思います。

あー、そうなんだなるほどね。もっと早く見とけば良かった!聞いておけば良かった!と思ってもらえる情報を発信していければと思っています。