内装業者の選び方と知り合いに頼むケース

ご覧いただき、ありがとうございます。

物件の状態や店舗規模によって内装費用は変わってきますが、内装の造りや業者によっても変わってきます。

失敗しない内装業者の選び方とは?

身内や知人に依頼する場合のメリットデメリットは?

今回はその辺りを書いていこうかと思っています。

内装業者を選ぶ基準は?

 

多くの方は、まず値段。

これ、間違いじゃないです。

安い業者を探してますとか、紹介して欲しい。と言われたりします。

何度も言いますが、間違いじゃないです。安いに越した事はないですし、予算にも限りがある訳ですしね!

ただ、そこだけで判断するような選び方はとっても危険な気がします。

 

想像してみて下さい。

値段だけで選ぶ事もあるでしょうが、家電や家具、美容室もお気に入りのカフェも、それだけで選んでないですよね?

僕も家電なんかを買う時に、あっちの電気屋の方が安いけど、この人親切だから買ってしまう。なんて事もあったり。

 

そうなんです。

その業者、デザイナーとの相性。

これもかなり重要なんですよね!

なんとなく居心地が良かったり、特定の人から何かを買っていたり。そんな事ってないですか?

話の相性が合って、伝えたい事を汲み取ってくれる。なんか任せたら、カッコイイ店を作ってくれそう。

金額ももちろん大切ですが、他にも重要な事があるんじゃないでしょうか?

何百万、規模や場合によっては1000万を超える金額を支払う大切な内装を、金額だけで判断するのはとっても危険な気がします。

 

そこでまず1つ、

相見積もり(相見積)のやり方を少し変えてみてはどうでしょう?

相見積とは、2つの業者に依頼をして、どちらか安い方で。なんてやり方をしてたりします。

決まった物件で相見積をする場合、平面図なんかは正直そんなに違うものは出てこない気がしてます。

美容室を知らない業者が作ると、一見斬新な図面が出来たりしますが、導線やら作業スペースが確保されてなかったりw

デザインはそのデザイナーの色が出るとは思いますけどね!

そこで金額の安い方でとなったりする訳ですが、最初の依頼の段階で、

〇〇〇万の予算でどういうお店ができますか?と金額を提示してしまう。

こっちの方が業者としても値段勝負じゃなく、デザインで勝負してくれますし、後々追加で支払いが生じる。なんて内装あるあるも防げるんですよね!

僕の方でも内装業者を紹介したりするのですが、必ずある程度の予算を決めてから話を進めます。

そうしないと、あまりに予算と見積もりがかけ離れてしまったり、後々あまり良い事がなかったりします。

 

もう1つは、

そもそも相見積もりをしない

これも実はおすすめです。

相性さえ合ってしまえば、後は打ち合わせでやる、やらないを決めていけば、希望の金額に落ち着くケースが多いんです。

なぜ相見積をしないのか?

それは業者のモチベーションが変わってくるから。

なんだよそれ?って思うかも知れませんが、人気のある、仕事がちゃんとある業者やデザイナーは金額勝負の相見積もりはかなり嫌がります。

業者の気持ちを優先する訳ではないのですが、すごく良く解っちゃうんです。

なぜなら元々は僕自身も美容ディーラーで、千葉に任せるよ、だから頑張ってやって。とか、そんな事いわれたら、言われなくても勝手に値引きやサービスをしたり、必要以上に頑張っちゃいますね!w

あなたに任せたいです、お願いしたいです!でも金額が、、、なんて事があれば、必ず希望に近いカタチに仕上げてくれますよ!

そんなもんだと思うんですよね〜。

 

知り合いもしくは身内に内装を依頼する場合

 

これも良くある話です。

改装や元々美容室ばっかり作ってる方であれば全然okだと思います!

なんと言っても安い!

友達、身内価格ってものがありますからね。

 

ただ、スケルトンや、設備(電気、ガス、水道など)から造るとなると、あんまりおすすめできないんです、個人的には。

理由として、

  1. 納期にズレが生じる可能性が高い。
  2. 美容室をよく知らないケースがある。

この2つがあげられます。

まず、1については安くしてるから、後回しにされ易い。これはかなり良くあります。

通常内装工事は着工から引き渡しまで3〜4週間くらいが目安の工期が多いのですが、普通にこれよりかかるケースがしばしば。。

だって安くしてくれてますしw

でもチラシや予約を出来れば取りたいのに、いつオープン出来るか確定がないから出遅れる。これ良くある話です。

美容師に置き換えると、友達価格で身内の頭をやるとき、営業後や休みの日、空き時間なんかを使う。そんなイメージなんですよね。

 

2については、美容室のシャンプー台、セット面の間隔、導線など、知らないと取り返しがつかなくなります。

美容室を数多く作っていないと、失敗しちゃう可能性が多くなります。

美容室を作ったことがある。と、美容室ばかり作っている。この差はかなり大きいですよ!

シャンプーブースで背の高いお客様の足が壁に当たる、角にセット面が配置され、2つのうち1つが使えない、水が半年経たずにつまる、いちいち退かないと通路を通れないなどなど(これ全て実際にあった話です)

作った後は文句も言えません。安くして貰っちゃってますから。かなり破格のお値段に。

そうならないように自分で導線やスペースなど、調べて依頼する必要も出てくるかも知れません。

前のブログで、プロに依頼する。と書きましたが、美容業界のプロに依頼をした方が、後々満足できるものが出来上がるように思います。

業者の選定や知り合いに依頼する場合のリスクヘッジなど、しっかり検討して、カッコ良く、使い勝手のいいサロンを作っていきしょう!

 

ちなみにご依頼いただく場合は、しっかりヒアリングさせていただき、相性の良さそうな業者、デザイナーをご紹介できるので、かなりの確率で満足していただけてますよ!

もちろん身内に依頼する場合でも、注意点などの話も出来ますしね!

 

 

 

長文、お付き合いありがとうございます。

ABOUTこの記事をかいた人

千葉 実(チバ ミノル)

所属:REPSS株式会社

美容室の独立・開業・経営をサポートをしています!!

前職は美容ディーラー、その前は美容師をしていたので、18歳で高校卒業からずーっと美容業界に携わっています。

美容室、独立や経営に携わるうちに、誰かに相談したいことや今更知り合いには聞きづらいことなど、特に開業時にはわからないことばかりだと思います。

あー、そうなんだなるほどね。もっと早く見とけば良かった!聞いておけば良かった!と思ってもらえる情報を発信していければと思っています。